動脈瘤

ステントグラフト内挿術

胸部大動脈瘤、腹部大動脈瘤とは、動脈硬化などにより、大動脈の壁が弱くなり、血圧に押されて血管が拡張し、こぶのようになる病気です。通常は症状もなく徐々に拡大し、破裂すると非常に死亡率が高くなります。

超音波やCT にて容易に見つかりますが、4.5 ~ 5cm であれば治療の適応です。

以前は開腹をし、人工血管置換術が行われていましたが、最近はステントグラフト内挿術という低侵襲治療が行われるようになり、高齢の方でも術後4~7日での退院が可能となっています。

全身麻酔もしくは局所麻酔下に、鼠径部を小さく切開し、大腿動脈からステントグラフトのデリバリーカテーテルを挿入し、血管造影を行いながら、動脈瘤の適切な位置にステントグラフトを留置する治療法です。

胸部大動脈のステントグラフト治療

図1 胸部大動脈瘤に対するステントグラフト内挿術

図2 術前の画像

図3 術後の画像

腹部大動脈のステントグラフト治療

図4 腹部大動脈瘤に対するステントグラフト内挿術

図2 術前の画像

図3 術後の画像

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